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ギャラリー開催の写真展詳細情報

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田沼 武能
写真展「むさしの日記」


(c) 田沼 武能

私は武蔵野の自然と人びとの暮らしに魅せられ、通い始めて半世紀になる。そんなに武蔵野に通ってよく飽きないね、と人に言われる。武蔵野は私にその都度違った顔を見せてくれるので飽きることはない。勿論、自分自身のその時どきの心境にも左右されるのだが通い続けている。撮影に出かける日は、「今日はどんな出会いがあるか…」少年時代の時のように晴れやかになる。ある農学博士は、「里山や農村、日本人は農耕民族なので、稲作文化は心のふるさとなのだ」と言っていた。私の武蔵野通いは、心のふるさとへの憧憬なのかも知れない。
明治の小説家 国木田 独歩は、著作「武蔵野」に見られるように林をこよなく愛したことで知られる。
私がよく訪れるところに三富新田がある。埼玉県の南西部にあり、江戸時代に川越藩主柳沢吉保が開拓した。この地域の特色は短冊状に区割りしてあり、平地林(雑木林)と農地、屋敷地がセットでできている。雑木林は燃料となり、落葉は堆肥として農作に使う、極めて合理的にできていた。いまは、燃料は灯油に、堆肥は化学肥料にかわり雑木林は利用の場を失ってしまい、荒れ果てるばかりであった。それが近年になり、手入れをするボランティアが現われ、昔の姿を取り戻しているのも嬉しい。そこでは落葉掃きの会や森の即興オーケストラを聴く会などが開かれるなど、訪れる人びとは緑や自然を満喫している。
いま、国木田独歩の時代のような広大な林は望むべきもないが、「小さな武蔵野」は、そこかしこに散在している。そんな武蔵野を追い求め、撮影を続けている。武蔵野は私にやすらぎを与えてくれる場なのである。その時どきの感動を皆様にお伝えしたく近作から約40点を選び「むさしの日記」として展示することになった。ご高覧いただければ幸甚と存じます。

期間
東京:2014年5月15日(木)~5月21日(水)
大阪:2014年7月4日(金)~7月10日(木)
時間
午前10:00~午後6:00(最終日 午後3:00まで) 入場無料
会場
オリンパスプラザ 東京 アクセス
オリンパスプラザ 大阪 アクセス
休館
日曜・祝日


(c) 田沼 武能

【作者略歴】

田沼 武能(たぬま たけよし)

1929年
東京都生まれ。
1949年
東京写真工業専門学校卒業後、サンニュース・フォトス入社。木村 伊兵衛氏に師事する。
1950年
日本写真家協会(JPS)設立に参加。
1959年
フリーランスとなり、東京の様子や下町の暮らしを記録。1966年より、現在のライフワークである子どもたちの撮影を始め、1984年からは黒柳徹子ユニセフ親善大使の親善訪問に同行。これまでに 120を超える国と地域を訪問し、子どもたちをはじめ人間社会のドラマを撮影している。また、武蔵野通いもライフワークとなっている。

公益社団法人日本写真家協会会長。
日本写真著作権協会会長。