ホーム > イベント&キャンペーン > イベント > ギャラリー開催 過去の写真展 > 小林 直樹 写真展 「大切な瞬間」
(c) 小林 直樹
私はスナップ風に撮ることが好きです。そしてモノクロによる写真表現が好きです。
これらの写真は、たとえこの先幾年経った後でも、私の記憶から再構築されるはずのイメージです。
また、過去の記憶を呼び覚ますだけではなく、これからもあり続けるだろうという安堵の感覚に結びついています。家、食卓、近所の路地裏、故郷の港など、何気ない生活の中の一風景の中で、妻と一緒にすごし、ささやかだけれど大切と感じる瞬間を撮りました。これらは、馴染みのある場所で自分の大切な人を撮っており、私にとってかけがえのない写真です。しかしながら、これらの風景は自分以外の人でも、どこかで見たことがあり、記憶を呼び覚ます風景であるはずです。身近な場所、身近な人を撮ることは、ありきたりではありますが写真表現の基本だと思います。
派手にならず、饒舌にならず、かつまた甘くなりすぎないように、自分の目線がそのまま写真として現れることだけを意識しました。そしてその目線は、他人であっても共感できるイメージであることを目指しています。記憶と現実と、未来への確かな安堵の願いを込めて制作しました。よろしくお願いします。
出展作品数:モノクロ 約40点
小林 直樹(こばやし なおき)
1972年新潟市生まれ。慶應義塾大学文学部卒。
2012年より本格的に写真表現活動を開始する。
<写真展歴>
2012年9月グループ展「Compass」Bright Photo Salon(東京、八丁堀)に出展
2014年1月公募展「Heart Art in TOKYO 2014 第17回エイズチャリティー美術展」国立新美術館(東京、六本木)に出展