ホーム > イベント&キャンペーン > イベント > ギャラリー開催 過去の写真展 > ケースケ・ウッティー 写真展「ゴリラボヤージャー2011」~東から西へ~(東のゴリラ編)
ゴリラはかつて、アフリカ中央部の熱帯林に広く生存していました。しかし熱帯林の伐採や鉱物開発、あるいは熱帯地域の人口増加に伴う居住区や農地の拡大、そうした要因による生息地の分断と消失、食肉目的やペット目的の密猟、エボラ・ウィルスの出現などにより、頭数を減らしていきました。このような要因がゴリラたちを絶滅の危機へ追い込み、アフリカ中央部でも限られた熱帯林地域のみに、生存する事態となりました。これは、私たち日本人も無関係とは言えません。それはゴリラの生息する国々は発展途上国であり、いち早く外貨を獲得するすべといえば、自然を開発し、熱帯材やレアメタルなどの鉱物資源を売ることです。それらは日本を含む先進諸国の需要が大きな原因の一つとなっています。そんな彼らの事をもっと広く知らせたいという思いから、アフリカ中央部東側から西側へ、ウガンダ共和国(マウンテンゴリラ)、コンゴ民主共和国(ヒガシローランドゴリラ)、コンゴ共和国(ニシローランドゴリラ)と三ヵ国をまたぐ、野生ゴリラを訪ねる旅を企画しました。
写真展では、アフリカ中央部東側に棲むマウンテンゴリラ(ウガンダ共和国)と、ヒガシローランドゴリラ(コンゴ民主共和国)の写真を展示しています。
本展示で野生ゴリラの事をより理解して頂けたら、嬉しく思います。
出展作品数:カラー 約 50点
(c) ケースケ・ウッティー