ホーム > イベント&キャンペーン > イベント > ギャラリー開催 過去の写真展 > 児島昭雄 写真展「聖堂光彩-ステンドグラスの煌めき-」
聖堂の中に透明な光彩を投げかけ、そこに身を置くだけで心洗われるステンドグラス。
中世のクラシックな聖堂を飾るのは聖書物語や聖人の肖像などを描いた具象的な絵柄が主でしたが、時代を経るにつれて装飾的な要素が加わり、今日では教会堂の建築様式の近代化と共に抽象的なモダンアートの領域とも言える手法で、よりスピリチュアルな表現のものが見られるようになりました。その技法も、ガラスブロックを鉛線で綴る古典的なダルドヴェール方式に新しい素材やエッチング、サンドブラスト、絵付けなどの新技法が加わり一層魅力が増しています。
海外と国内での撮影で、その間の変遷をたどりながら、シャガール、ルオー等の作品を含む多彩なガラスの芸術を紹介します。
写真では現場で体験する以上の雰囲気を伝えることは至難ですが、単なる平面的な絵柄の記録だけでなく、できる限りステンドグラスを透過した光が聖堂の空間にかもし出すエイトスを表現することを目指しました。
出展数:約55点
(c)児島昭雄
(社)日本写真家協会会員、(社)日本広告写真家協会名誉会員、日本写真芸術学会評議員、JCIIフォトクリニック講師、NHK学園講師、元日本写真学園校長
【写真展】【写真集】
「霊南坂教会」「現代教会建築の息吹」「喜びの言葉」「慰めの言葉」
「祈りの風景」「日本の教会堂」「十字架のある風景」「海の風土記」
【著書】
「風景写真の写し方」「カメラ・写し方入門」「写真表現41のテクニック」
「NOWな写真術の12章」「写心草紙」「カメラ経済学」「実践的写真論」ほか多数。